●谷内さん世界は、幼い頃の錯覚に見える。●それは一見「子供時代だけの感覚」だと思えるのだが、けっこう「大人でも夢が見られる」のを教えてくれるような絵である。●こんなネタのある絵を飽きられもせず何千枚と週刊誌の表紙を続けたのが驚きである。●谷内氏は喘息を患っていて「週刊誌連載ができるのか?」と疑問を持った編集者もいたみたいだが、それまで描き貯めた絵を見て、みんな納得したそうである。
●ブックオフで「鬼滅の刃」1巻を382円で買う。●僕は流行りモノには飛びつかない性格だ。●広告をやっていたから、「流行りモノは知らなければならない物」の1つだが、卒業した「芸大の空気」がそれを止める。●つまりは「流行りモノを追っているうちは2流」だということだ。そこに自分のオリジナルはない。マネていて1作は売れるかもしれないが、流行が収まると自分には何も残らない。
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●手塚治虫「どろろ」は、手塚が水木しげるに嫉妬して描いた作品だ。思えば「火の鳥」も白土三平「カムイ伝」に嫉妬して描いた作品だ。●石森章太郎「ジュン」が大人気だった頃。ファンに口を滑らせて、それが石森のファンから石森本人に知られることとなると、石森が掲載誌を出していた虫プロ商事に「連載をやめたい」と申し入れがあり、手塚が石森を訪ねて謝罪したことがある。●手塚はどんな大御所でも新人でも、ウケていると「猛烈に嫉妬する」子供じみた所があり、でもそのおかげで僕たちは最後まで手塚作品を楽しめたのである。
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●「どろろ」は手塚作品の中では語られることの少ない作品だが、その冒頭部分は出色の語り口である。●戦国時代、ある武将が自分の生まれてくる子供を捧げるから天下を取らせてくれと100体の鬼の像に頼む。●生まれて来た子供は目も口も鼻もない手足のない子供だった。それを武将は川に捨てる。それを拾った医者はその子供の生命力に驚き、義手義足を付ける。大きくなってその子供は百鬼丸と名乗り、1つ1つ鬼を退治していく。鬼を退治するたびに、百鬼丸は鬼に取られた体の1部を取り返していくのである。
●洗濯物の1000円Yシャツを見ていたら、龍のイラストを入れたくなった。先日の白いTシャツと同じく、これは病気みたいな物だ。●紋付もあるのだから、Yシャツにマークがあってもいいはずである。
●そう思って窓辺を見たら、先日買った諸々が飾ってある。これは僕の「個人的だが沖縄風景」ではある。まるで雑誌少年連載マンガ「ガラクタくん」のようだが・・・
●洗濯物の1000円Yシャツを見ていたら、龍のイラストを入れたくなった。先日の白いTシャツと同じく、これは病気みたいな物だ。●紋付もあるのだから、Yシャツにマークがあってもいいはずである。
●そう思って窓辺を見たら、先日買った諸々が飾ってある。これは僕の「個人的だが沖縄風景」ではある。まるで雑誌少年連載マンガ「ガラクタくん」のようだが・・・
●先日の宴会で知り合いと話した。●「実は基地賛成なんです」と彼は言った。「沖縄では、なかなか言い出せないんですけどね」とのこと。●ソビエトや中国の核の傘下に入るよりは正解ではないかと・・●「何で日本に外国の軍隊がいるのですか?それは何から何を守っているのですか?」●世界にアメリカ軍が駐屯している韓国やヨーロッパの国でも日米地位協定のような「アメリカ優位な協定」はない。●国は米軍について触れられるのを恐れている。ちゃんとした教育もしていない。●普通だったらアメリカ軍は「単なる傭兵」でしかないはずである。●「話せて良かった」そう知り合いには言った。●1番重要なのは、国民ひとりひとりが「日本に米軍基地がある意味」を語ることであるはずだ。●正解はおそらく、その中にある。
●スーパーで買ったホットドック87円●カットキャベツ63円の3分の1●キュウリは親川さんからの貰い物●果物缶詰87円の4分の1●ロイヤルゼリー瓶はテニスの時、試供品をもらった。テニス仲間はお医者さんやらスポーツ店店長、建築関係者、ビルオーナーとか全部は知らないが、顔ぶは多彩なんです。沖縄移住生活も「どうにかなってきた証明」のようでもある。●最初はどこにスーパーがあるかも知らなかったもんなぁ・・・・
●日の出は7:18である。沖縄でも風のある日は寒い。10度くらいだろうか?●ラジオ放送でも沖縄では気温が10度以下になると「この世の終わり」みたいにコメントするのが笑える。●雲が多い日でも水平線付近の雲が割れて、朝日が昇る日もある。去年の6~8月の3か月、朝の漁港に通った収穫である。●今日は車で具志堅漁港から志喜屋漁港を回る。
●広告代理店「電通」にデザイナー入社した時の自己紹介で「北斎よりも広重が好き」と書いた。●オーストラリア・パースの友人宅ホームパーティで美術史教師に会った時も「北斎はパワフル広重は静けさ」だと語り、同意してもらった経験がある。●22歳では静けさの広重好きだった。1時北斎の強さに憧れた時期もあった。今は沖縄在住のせいか、また広重に戻ってきている。●まぁ「両方好き」と言ってしまえばいいのだけれど、2つはしっかり分けて認識したいのだ。●沖縄にはない「雪景色」の静けさに広重を見る。●北斎だと雪も「パワフル」なんである。●強い絵を描ける画家は多いが「静かな絵」を描ける画家は少ない。これは画家個人の性格か?●商売としては画家も「強い絵」の方が商売になりやすい。●広重が「静けさ」を求めたのも「北斎との差別化」だったのかもしれない。